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畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)
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| ジャンル: | 自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習
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| 人気ランキング: | 74288 位
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| 参考価格: | ¥ 735 (消費税込)
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「わかる」の頭の中での動き
わかるという行動には様々な段階があると思う。正確に理解することは生きていく上で間違いなく重要な要素だと思いこの言葉の意味を学びたくて購入、通読。
わかるというアクションが意味する頭の中の動きを解説してくれている。また、わかることを鍛える上での必要な行動、わかることを利用した生活の充実方法なども記載されている。興味をひかれたのはわかるの段階としての「テンプレートの構築」、「思考のショートカット」「逆演算」「定量化訓練」「図と文章の組み合わせ」など面白いものが多々ありました。特に図と文章の組み合わせは、今後の仕事の上でも意識していきたいアウトプットのポイントだと思いました。
わかる、あるいはわからせるためのポイント、仕組みが具体的に記載されている。何かを学ぶ必要がある、あるいは学んだ結果を利用する必要のある人には是非一読してほしい。
単なる勘でも経験主義でもなく
重要なのは「もっとわかりやすく」することと「わかる人」を作ること。「失敗学」で有名な著者が、「わかる」という現象のメカニズムを解説し、「わかる人」になるための訓練方法を提案する。
著者の「失敗学のすすめ」に感動したので、本書も読んでみました。従来、「分かりにくい」ことがあると「伝える側が悪い」「受け手が悪い」といずれか一方に責任を押し付けることも多かったですが、本書を読めばそのような考えも変わります。
「わかる」ためには、まず、受け手の中に理解の取っ掛かりとなる「種」がなければなりません。受け手は、その取っ掛かりを利用して推論しながら、新たな「理解のテンプレートを作っていく」、これが「わかる」ということだ、というモデルは非常に納得感がありました。きっと、大脳生理学的な視点からも、このような見解は肯定されるものでしょう。
また、本書で紹介されている「わかる人」になるための訓練方法も有用です。「仮説立証」「課題設定能力」「意識的な定量化と基準作り」「因果関係を突き詰める」「絵を書く」「観察する」「逆演算する」「人にも伝えられるレベルで記録する」などのアドバイスは非常に役立ちます。すぐに実践したいものばかりです。
かつて、授業を受けても「全然わからん」といって、匙を投げたり、先生のせいにしたり、自己嫌悪に陥った経験がある方も、本書を読めば、その原因や対処法が分かります。教育に携わる方や、中高生、大学生などにも是非読んでほしい本。
自分の知識や経験を整理することから始めてみよう。
わかることが、創造することの第一歩となります。
わかる、しっかり理解する、創造する。創造するには、
このような人間の頭の中の動きを知る必要があります。
本書では、一歩目の「わかること」の概念を紹介して
います。分かろうとする内容と自分が持つ知識などの
テンプレートが一致することが「わかること」として
います。
この説明は概念なのでわかりにくいかもしれませんが、
自分の知識や経験と結びつけたり、書籍内の他の記述と
関連付けたりすることで、わかってくるようになります。
これが正に「わかること」。
自分の知識や経験と結びつけやすくするための構造化
(テンプレート化)をすることで、「わかること」が
より早くなりますし、何より新しくテンプレートを作る
ことで新しい知見を生み出すことになります。
自分の知識や経験を一度整理してみてはいかがでしょうか。
「創造」の土台となる「わかる」とは何か
「失敗学」「直観でわかる数学」の畑村氏が、「わかる」とはどういうことか、をテーマに書いた本。変化の激しい高度情報社会では、「所与の課題の解決」より「新たな課題の発見」こそ重要。それには目の前の事象を見るだけでなく、その事象を含む、より高次で普遍的な 「概念」を見つけ出さなくてはならない。その為の方法論を考えようという趣旨。
人間は頭の中に、物事を理解するための“枠組み” =“テンプレート(雛形、型紙)”を持っている。そして物事について、「要素」「構造」「機能」等が一致する“テンプレート”を見つけ出し、当てはめることによって理解する。適合する“テンプレート”が無い場合、手持ちの材料を組み合わせるなどして、新たな“テンプレート”を作らなくてはならない。新しい事象に出会ったとき、自力で“新しいテンプレート”を作り出す能力こそが「創造」につながる。そしてその力を伸ばすためには、常日頃から意識的に、様々な事象をよく観察し理解する=“テンプレート化する”ことを積み重ねる必要がある。
また、自分の頭の中で考えるだけでなく、メモ、記録など何らかの形でアウトプットして形にすること(人に話す、というのも勿論、アウトプットの一つだ)。また他者の話を聞く、語り合うなど、コミュニケーションによって、自分の中の“テンプレート(その材料のストック)”が豊かになっていく。
…と、ザックリまとめて思ったのだが、これって今人気の脳科学者・茂木健一郎氏の“ひらめき”“セレンディピティ”論ととてもよく似ている。著者は機械設計の専門家だが、知の最前線にいる人の考えることというのは、分野が異なってもどこかでリンクしてくるのだな…と、感銘を受けたりもしました。
普通
畑村洋太郎さんの啓蒙書は何冊か読みましたが、なんだか最初の著書の「失敗学のすすめ」を手を変え品を換え、使い回している印象を受けます。本書も、その例にもれず、「失敗学のすすめ」に書かれていたことが何度も出てきます。その意味で、畑村洋太郎さんの一般向け啓蒙書を読むのであれば、「失敗学のすすめ」がベストと思います。
批判ばかりしましたが、基本的には良いことが書いてあるので誰にでも勧めることができます。
講談社
組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書) 失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書) 気づく力 (PRESIDENT BOOKS) 創造学のすすめ 「変わる!」思考術 (PHP文庫)
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